【広島】古美術品の出張買取。絵画や美術品を高く売るための基礎知識
広島の古美術品出張買取。絵画・骨董品の高価売却ガイド
骨董品と聞いて、どのようなものを思い浮かべますか?多くの方は絵画や陶磁器をイメージするでしょう。確かにそれらは代表的なジャンルですが、骨董品の世界はさらに広く、奥深いものなのです。
実は骨董品は多岐にわたり、美術的価値の高い名品から時代を感じさせる懐かしいものまで、様々な種類が存在します。こちらでは、広島で古美術品を出張買取で高く売るための基礎知識をご紹介していきます。
油彩や水彩など洋画の種類について

洋画には様々な種類があり、それぞれ異なる技法や表現方法が用いられています。ここでは、代表的な洋画の種類について解説します。
油彩画
油彩画は、顔料を亜麻仁油やポピー油などで溶いて描く絵画です。油絵具の重厚な質感と鮮やかな発色が特徴で、何層にも重ね塗りができることから、複雑で奥行きのある表現が可能です。乾燥に時間がかかるため、じっくりと時間をかけて細部まで作り込めます。
水彩画
水彩画は、顔料を水で溶いて描く絵画で、透明感のある色彩と軽やかなタッチが特徴です。紙の白さを活かした表現や、にじみ、ぼかしなど水の特性を生かした技法が魅力です。速乾性があるため、素早い筆さばきが求められます。
その他の洋画技法とその特徴
テンペラ画は、顔料を卵黄や膠などの水溶性媒材で溶いて描く絵画です。マットな質感と落ち着いた発色が特徴で、中世ヨーロッパで多く用いられました。
フレスコ画は、漆喰の壁面が乾かないうちに顔料を塗って描く壁画技法で、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画などが有名です。日本では壁画として建物に固定されていることが多く、個人での売買は稀ですが、小型のフレスコ画は存在します。
パステル画は、顔料を粉末状にして固めたパステルで描く絵画です。独特の柔らかなタッチと粉っぽい質感が特徴で、ドガなどが得意としました。
洋画を買取に出す際は、作家名、制作年、サイズ、技法、保存状態などが価格に大きく影響します。また額装の状態や来歴、鑑定書の有無なども重要な要素となります。
絵画の価値基準とは?

絵画の価値はどのように決まるのでしょうか。高価買取される絵画とそうでない絵画の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、絵画の価値基準について詳しく解説し、広島で絵画を高く売るためのポイントをご紹介します。
作家の知名度と評価
最も重要な価値基準の一つが作家です。村上隆や草間彌生のような国際的に評価の高い現代アーティスト、横山大観や東山魁夷のような日本画の巨匠、ピカソやモネといった西洋の巨匠の作品は高い価値を持ちます。また、現在は無名でも将来性のある若手作家の作品が後に価値が上がることもあります。
作品の希少性
同じ作家でも、制作数の少ない作品や特定の時代にしか制作されなかった作品は希少価値が高まります。また限定版画でも、エディション数が少ないものほど価値が高くなる傾向にあります。作家の代表作や転機となった作品も特に価値が高いでしょう。
保存状態
絵画の保存状態は価格に大きく影響します。キャンバスの破れ、絵具の剥落、日焼けや水濡れなどのダメージがあると、著名な作家の作品でも価値が下がることがあります。逆に保存状態が良好であれば、より高い評価を受けます。
サイズと形状
一般的に大型の作品ほど価値が高くなる傾向がありますが、これは作家によって異なります。また、特殊な形状や技法を用いた作品は、作家の代表的なスタイルを示すものとして高く評価されることがあります。
市場の需要と流行
美術市場の動向や流行も価格に影響します。例えば、近年では日本の戦後美術や現代アートの人気が高まっており、草間彌生や李禹煥などの作品価格が急騰しています。
朝鮮美術とは?種類や特徴について
朝鮮美術は、朝鮮半島で発展した独自の美的感覚と文化的背景を持つ美術品の総称です。その歴史は古く、紀元前からの土器や古墳時代の装飾品から近代に至るまで、多様な表現と様式が存在します。特に日本との文化交流も深く、広島では朝鮮美術品の買取需要も高まっています。ここでは、朝鮮美術の主な種類と特徴、そして買取価値について詳しくご紹介します。
陶磁器
高麗青磁(こうらいせいじ)
12世紀から14世紀の高麗時代に発達した青磁は、美しい翡翠色の釉薬と繊細な造形が特徴です。中でも象嵌(ぞうがん)技法を用いた作品は、白や黒の泥漿を器面に埋め込む精緻な装飾が施され、高く評価されています。高麗青磁の中でも完全な状態で残されているものは希少で、高額買取の対象となります。
李朝白磁(りちょうはくじ)
1392年から1910年まで続いた李氏朝鮮時代の白磁は、素朴で力強い造形と清楚な白さが特徴です。「平凡の美」とも称される簡素な美しさは、現代の美意識にも通じるものがあり、茶道具としても珍重されています。特に初期の白磁や染付が施された作品は価値が高いとされています。
粉青沙器(ふんせいさき)
灰色がかった素地に白い化粧土を塗布した陶器で、刷毛目、印花、掻落などの装飾技法によって様々な表情を見せます。素朴な風合いと自然な造形美が魅力で、日本の茶人たちからも「井戸茶碗」として高く評価されています。
その他の朝鮮美術
仏像と仏画
朝鮮半島の仏教美術も独自の発展を遂げました。金銅仏(きんどうぶつ)と呼ばれる金メッキを施した青銅の仏像や、色彩豊かな仏画は、中国や日本の影響を受けながらも独自の様式を確立しています。特に高麗時代の仏画は、絹本に描かれた精緻な表現が特徴で、希少性も高いです。
民画(ミンファ)
庶民の生活に根ざした絵画で、縁起の良い吉祥図像や風景、動植物などが色鮮やかに描かれています。素朴な表現と鮮やかな色彩が特徴で、近年では現代インテリアとしても人気が高まっています。
書道と書画
朝鮮半島独自の書体や表現方法を持つ書道作品も多く、特に実用性と芸術性を兼ね備えた筆、硯、墨などの文房四宝(ぶんぼうしほう)も美術品として価値があります。
家具と工芸品
螺鈿(らでん)細工を施した豪華な家具や、真鍮(しんちゅう)製の生活用具など、実用性と美しさを兼ね備えた工芸品も朝鮮美術の重要な一部です。特に無垢材を用いた家具は、シンプルながらも美しい木目と堅牢な造りが特徴です。
朝鮮美術は、時代や地域によって様々な種類と特徴があります。これらの美術品は、朝鮮半島の歴史や文化を反映しており、コレクターから高い評価を受けています。
広島で古美術品を高く売るためのポイント
売却前には、品物の種類や特徴を理解しておくことも大切です。この記事でご紹介した骨董品の種類や絵画の価値基準、朝鮮美術の特徴などの知識は、スムーズな取引に役立つでしょう。特に古い時代の品物や作家のサインがある絵画、保存状態の良い陶磁器などは高額査定が期待できます。
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